発行元 G・K・チェスタトン .
エディションノート
殺人課とは「殺人を行う部署」である。
歴史的SFミステリ連作!
三課ーー殺人課とは、殺人事件を捜査する部署ではなく、殺人を行う部署である。科学技術の発展とテレパシー能力者の存在により、殺人願望を抱く者が事前に察知されるようになった“第二の地球”では、殺人事件は起こってはならないものであり、ゆえに刑事たちの使命は殺人を起こす可能性のある者を強制的に排除することである。しかも刑事たちは全員、かつて殺人願望に取り憑かれ、一度は社会から排除された人間たちだった。短編の名手・都筑道夫を代表する傑作SFミステリ連作全15編を1巻に収めて贈る。/解説=辻真先、鏡明、日下三蔵
目次
「人間狩り」
「死霊剥製師(はくせいし)」
「空中庭園」
「料理長(シェフ)ギロチン」
「ジャック・ザ・ストリッパー」
「氷島伝説」
「カジノ鷲(わし)の爪」
「マンハッタン・マンハント」
「空白に賭ける」
「殺人ガイドKYOTO」
「ロスト・エンジェル・シティ」
「私設殺人課」
「ワイキキ・ワンダーランド」
「有毒夢」
「赤い闘牛士」
「僕のSF個人史を話そう。都筑道夫インタビュー」
「都筑道夫すみだめぐり隅田巡 写真紀行」