発行元 三上 未央 .
エディションノート
【内容紹介】
日本人が普通に親や教師から教えられたり、いつのまにか当たり前と思い込んでいることって、本当なのだろうか。本書は著者が若いころから疑問を持ち、調査してまとめた、「常識」に対する挑戦の書である。本書は、日露戦争は日本が決して勝利したわけでないことを解き明かすなど、3つの事例を取り上げている。
例えば、日露戦争って日本がロシアに勝ち、歴史上初めて黄色人種が白色人種を負かした輝かしい快挙として、アジア各国の人々に勇気を与え、称賛を勝ち得て、今でも日本の大きな誇りとなっているが、これは事実か?
著者は丹念に歴史と事実を読み込み、今まで我々日本人が信じ込んでいたことが虚構であることを明快に解き明かす。
当り前に我々日本人が思い込んでいる「常識」を疑い、真実を追求したのが本書である。「常識」を疑ってみることの大切さがわかる「日本人という幻想」シリーズ第1巻である。
【目次】
はじめに
第一章 江戸時代
家康の関ヶ原での戦いは不完全勝利だった
第二章 明治・大正時代
日露戦争 本当は引き分けだった
第三章 昭和・平成
日本の首都は東京ではない
おわりに
【著者紹介】
野瀬 灘 (のせ なだ)
一九四九年生れ。大手総合商社に勤務中、メキシコ及びペルーに長期間在住。上智大学スペイン語学科卒、大学在学中に日墨政府交換留学生としてメキシコ国立自治大学に留学。ハーバード・ビジネススクールAMPコース終了。